イクオス(IQOS)のアルガス-2は効果なし?〜辛口評価してみた〜

こんにちはフカセでございます(`・ω・´)ゞ

ミノキシ汁さんから下のようなご質問を頂きました。

突然のメール失礼します。
フカセさんのブログは非常に詳しく、同じ内容でも他のサイトよりも詳しいなど。更新が楽しみなサイトです。
とくに他サイトが絶賛しているチャップアップをグレーな育毛剤とバッサリ斬ったりと、読みながらにやっとしたこともあります。
そこで質問なのですが、イクオスという育毛剤がアルガス2を配合でキャピキシルよりきく。といったり凄く興味が湧くのですが、フカセさんてきにこの育毛剤どうなのでしょうか?一応イクオス的にはアルガス2の臨床試験をおこなったらしいのですが、この育毛剤についてのエビデンスはしっかりあるのかなど?

というわけで、今回はイクオス(IQOS)について考察してみます。

(普通に育毛剤についての考察なので、Q&Aコーナーではなく育毛剤のカテゴリーで記事にしました。)

 

チャップアップ同様、辛口で評価していきます笑

それではさっそくいってみましょー!

イクオス(IQOS)の基礎情報

発売元は株式会社キーリーというところです。

そして、製造元は天真堂というところです。

発売元と製造元は別なんですね!

 

詳しい方はこれでピンとくるかもしれませんが、イクオス(IQOS)はOEM商品に分類されます。

 

OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、他社ブランドの商品を製造することを意味します。

ここでは、天真堂が製造した商品に“イクオス”というブランド名をつけてキーリーが販売しているということになります。

 

そして、天真堂はイクオスの他にもチャップアップやブブカといった商品の製造元でもあります。

これら全ての商品の原型はソヴール08というものです。

ですので、本質的にイクオス・チャップアップ・ブブカには大差がないと考えていいと思います。

 

あれ、でもイクオスにはアルガス-2っていう新成分が入ってるからチャップアップやブブカとは違うんじゃ・・・?

となるかもしれませんが、次はその点について見ていきましょう。

有効成分アルガス-2

アルガス-2(Algas-2)はM-034とペルベチアカナリクラタという成分を合わせたものだそうです。

M-034はチャップアップやブブカなどにも同様に配合されている成分ですね。

一方、あまり聞き慣れませんがペルベチアカナリクラタは海藻由来の保湿成分だそうです。

 

イクオスにはこの他にも保湿成分は何種類も入っているわけですが・・・

なぜこの成分だけM-034とまとめて新たな名前をつけたのでしょうかね?

正直、保湿成分での発毛促進効果は期待できないと思うので、有効成分のひとつとして扱うのは無理な気がするのですが・・・。

 

「有効成分はM-034だけど、そう言っちゃうとチャップアップ・ブブカとの差別化ができないから、見かけ上は新しい有効成分を配合したことにしよう。」

という経緯だったのではないかと疑ってしまいます(-_-)

 

実際問題そういう理由でなければ、わざわざこの2つの成分をまとめて新たな名前をつける必要が思い浮かばないんですよね。

 

まあこの点については一旦置いておくとして、アルガス-2の効果を裏付けるデータ(エビデンス)はちゃんとあるのか見てみましょう。

有効成分アルガス-2の実験データ

こちらが確認できたアルガス-2についての唯一の実験データです。

この結果を見てみると、

え、アルガス-2ってキャピキシルやミノキシジルよりもすごいじゃん!!

 

・・・とは残念ながらなりません。

 

僕もそんなにお人好しではないので、このデータは信じることができないです^^;

 

まずツッコミたいのがこのデータの出所ですね。

画像右下には“千葉頭皮環境研究会調査データ”と記載されていますが。

こんな研究会本当にあるのでしょうか??

 

実際、この研究会を調べてみても出てくるのはイクオスについて書かれたページばかりです。

自前のホームページを有していない研究会というのはイマドキ珍しいですね。

 

そしてこの実験は各グループ120人、合計360人規模で行なったと書かれています。

ホームページもつくっておらず認知度も低いであろう研究会がどうやってこの人数を集めたのか非常に気になるところです(・∀・)

 

他にもミノキシジルについては濃度が記載されていない点もおかしいです。

なぜ、キャピキシルは記載したのにミノキシジルは不明なのか?

これではミノキシジルよりも効果が上回っていると主張するために、わざと薄い濃度のミノキシジルを使用したのではないかと疑ってしまいます。

 

さらに、評価基準が“違いが出た”という曖昧な表現なのも気になります。

これだと、毛髪量が減ったという違いが出た人も計測されることになりますよね笑

 

また、仮に“違いが出た”が“毛量が増えた”とした場合も、このグラフの形には違和感を覚えます。

つまりは、効果を実感した人が単調増加している点です。

言い換えると、直線的に右肩上がりになっているところです。

 

思い出して欲しいのですが、育毛剤の効果はそんなに早く出るものじゃありません。

ある程度の期間使用し続けて、初めて効果が現れる人が出てきます。

つまり、このグラフのように、一ヶ月も経っていない間から効果が現れたという人が出てきている点が非常に不可解なのです。

 

ネットでイクオスと入力して出てきたサイトを見ていると

このデータだけを見て、「アルガス-2はすごい!」

と書いて推しまくっているサイトが多いわけですが・・・

本当にそう思って記事を書いているのか甚だ疑問です(-_-)

 

とにかくこのデータからだけでは確かなことは何もわからない、ということがわかりました!笑

その他の成分

有効成分の実験結果に対してツッコミまくった後なので、その他の成分なんてもうどうでもいいっちゃどうでもいいのですが一応コメントしておきます。

 

従来のイクオスは31種類の頭皮・育毛ケア成分が配合されていたそうです。

そして、新しくなったイクオスでは成分数が約2倍の61種類に増えました。

 

育毛業界でありがちな成分数で勝負してくるやつですね。

しかし、重要なのは成分数ではありません。

重要なのは本当に育毛にプラスに働く成分の数です。

 

育毛に何の影響もない成分を10種類配合するより、育毛に有効な成分を1つでも配合した方が効果があるのは明らかですからね!

まあそれはいいとして、61種類の成分の分類は以下のようになります。

① 脱毛因子をブロックする成分
② 頭皮環境保護成分
③ 保湿成分
④ 血行促進成分
⑤ アミノ酸
⑥ エイジングケア成分

 

センブリエキスやグリチルリチン酸2Kなど、定番の成分も含まれています。

その他は植物由来の成分が大多数ですが、その効果のほどは定かではありません。(データがないので・・・)

 

ですので、成分数は増えましたが、育毛に有効な可能性のある成分の数は大差ないと思われるのでモデルが新しくなったことでパワーアップしたのかはわかりません^^;

その他のツッコミどころ

ここまでにも既に散々ツッコミを入れてしまっていますが、

その他にも少しツッコミたいところが・・・笑

 

イクオス独自の育毛メソッドとして紹介されているものの一つに

“低分子ナノ水”というひっじょーに怪しい言葉が出てきてます。

 

具体的には下の画像のような説明がされています。

そもそも水って低分子だしナノメートルサイズ以下なわけですが・・・

なんなんでしょうかね。

 

しかも“低分子ナノ水”だから毛根まで届く浸透力を持っているらしいです笑

 

いやいや、仮に水を通常より小さくしたところでそうはならないでしょう。

なぜなら届けたいのは水自体ではなく有効成分ですからね。

そして水よりも有効成分である分子の方がサイズは大きいですからね笑

ですので浸透力を上げたいのであれば有効成分のサイズを小さくすべきでしょう。

 

この点についても、普通の水を低分子ナノ水と呼んでいるだけなのでは、と疑ってしまいます。

主張するのであればどういった状態の水のことをこう呼んでいるのかキチンと定義してほしいものですね(-_-)

結論

以上をまとめると、

イクオス(IQOS)はあまり効果が期待できる育毛剤だとは思いません。

 

やはり肝となる有効成分の臨床データが不明瞭なので推すわけにはいきません。

また、低分子ナノ水のようなツッコミどころのある表記もあり、信頼性に疑問が残ります。。。

絶対に効果がないだろう、とまでは言いませんが育毛剤を試す際は他のものを優先した方がよいかと思います。

 

臨床データがもっとちゃんとしていることを考えると、キャピキシルやリデンシルといった成分の方が信頼性が高いと思います。

これらの成分についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

実はイクオス(IQOS)サプリについてもご質問を頂いているのですが、結構イクオスだけで長くなっちゃったので別記事にしたいと思います!

それではまた(`・ω・´)ゞ

 

 

画像出典: IQOS(イクオス)公式サイト

4件のコメント

  • ミノキシ汁

    記事更新お疲れさまです。
    これはまたお偉いさんに目をつけられそうな内容ですね(笑)。
    題名から嫌な予感はしましたが、バッサリいきましたね。
    そんな中、感情的にならず、詳細に淡々と怪しいところを指摘されるのですから 流石だと思います。
    実は私としてもdeeper3dを使用して半年になるのですが、まだ生え際が後退していたので乗り換えようか考えていたところでした。
    そこで第三者から冷静に育毛剤のアドバイスを頂けたのでもう少し続けようと思います。
    長文失礼しました。
    それでは失礼します。

    • フカセ

      ミノキシ汁さん

      コメントありがとうございます。

      どこかから圧力がかからないかびくびくしてます笑
      ただ、これからも思ったことは正直に書くようにしていこうと思ってます(`・ω・´)ゞ

      ミノキシ汁さんにはDeeper3Dの効きが悪いようですね・・・。
      やはり万人に効く育毛剤は有り得ないのでもう少し様子を見て結果が出なさそうでしたら乗り換えを検討しないとですね^^;

      健闘を祈っております!

  • ハゲル学生

    詳細な記事参考になります。
    他サイトでは臨床データに裏付けされたものが滅多に無いため、本サイトは理系脳の私にとっては大変ありがたいです。

    ところで現在私はm字禿治療2ヵ月目でして、フィンペシア、ポラリス09、プレミアムリジンの服用をしています。勿論まだ治療2ヵ月ということもあり明確な改善等は見受けられないのですが、来週辺りでポラリス09の残量が無くなるのを機会に、より効果的な外用薬の使用へと移ろうと考えています。
    候補としてはポラリス10、deeper3d辺りを考えています。
    ポラリス09を2ヵ月間使用した感想としては、m字が若干拡大し(初期脱毛?)細ーい産毛がそこに密生し始めた感じです。
    ポラリス09,10、deeper3dのm字禿に対する効能の比較、或いはm字禿に効く他の外用薬等があれば管理人様に教えて戴きたいと思っております。
    長文失礼致しました。

    • フカセ

      ハゲル学生さん

      コメントありがとうございます。

      ポラリスNR-09と比較するとポラリスNR-10の方が一般に改善度が高そうです。

      成分面ではNR-10に入っていてNR-09に入っていないものもありますし、その逆も然りです。

      しかし、0.1 %フィナステリドや、血管の生成を促進する成長因子であるVEGFはNR-10にだけ入っており、これらが恐らくNR-10の効果をより高いものとしている一因かと推測されます。

      また、Deeper3Dももちろんおすすめです。

      Deeper3Dに関してはリデンシルや成長因子が配合されており、有効成分がミノキシジルではないのでポラリスより効くかもしれません(もちろん、その逆もあります)。

      また、ミノキシジルの誘導体であるピディオキシジルを2 %含んだフィンジア(FINJIA)がありますが、濃度的にもポラリスには劣ると思われます。

      以上をまとめると、
      ポラリスNR-10Deeper3Dのどちらかが良いかと思います。

      どうぞご参考までに。

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