高浸透性育毛剤「ナノインパクト100」の成分や効果を徹底考察!

こんにちはフカセでございます(`・ω・´)ゞ

前回、種々の育毛剤の浸透性に関するご質問を頂いて作製した記事(その記事はコチラ)の中でナノインパクト100についても軽く触れました。

僕自身、この質問を頂くまであまりナノインパクト100については知らなかったのですが、記事を作製するに当たって調べていたところ浸透性についてちゃんと実験もされていて信頼性が高そうな育毛剤だなと思い興味が湧いてきました。

そこで今回はこちらのナノインパクト100の高い浸透力を実現させている分子のちょっと突っ込んだ話から、含まれている成分についてまで考察していきたいと思います!

また、最後にはちょろっとですが価格情報とかも載せてあります。

それではいってみましょー!

ナノインパクト100とは

ホソカワミクロンという会社をご存知でしょうか?

粉体を作る技術で世界トップレベルを誇る日本の会社です。

あまり表に出てくることはないですが、その界隈では有名なようですね。(僕も今まで知りませんでした^^;)

 

この会社では、近年その高い技術力を活かしてナノテクノロジーにも力を入れているのですが、その技術を活かす場として化粧品や育毛剤分野に参入しています。

その具体的な製品が今回ご紹介するナノインパクト100です。

2016年の4月にナノインパクトプラスという育毛剤がパワーアップして生まれました。

 

で、ナノインパクト100の100ってなんやねん(´・ω・`)

って感じですけどこの100はホソカワミクロン創業以来100年で積み上げてきた技術の結晶という意味と、この育毛剤のキーとなる物質であるPLGA粒子の数が100兆個、という意味のようです。

PLGA粒子とは

PLGA粒子ってどんなものなんだ?

ということで詳しく調べてみました。(専門的な話も多いので、そんな突っ込んだ話には興味がないという方はつまみ食いする感じで読んでもらえればと思います)

 

PLGAは、乳酸とグリコール酸がエステル結合してランダム共重合した高分子です。

化学構造は下のような感じです。

左のカッコの中が乳酸、右のカッコの中がグリコール酸に相当します。

ランダム共重合なのでnとmのところにはテキトーな自然数が入ります。

つまり、乳酸が連続している部分もあるし、グリコール酸が連続している部分、あるいは乳酸とグリコール酸が交互になっている場合もあるという感じです。

 

このような高分子を下の画像のように球状にして固めたものがPLGA粒子になります。

実際には、この中に有効成分を入れて使うことになります。

 

それでPLGAの利点って何よ?

となりますが、コチラを使うメリットとしては以下の点が挙げられます。

 毛包への浸透性の増大
 徐放による長い作用
 安全性の高さ

 

これらのメリットがあるため、育毛成分を運ぶ入れ物として有望だと考えられています。

それではこれらメリットについて順に見ていきましょう。

PLGA粒子による育毛成分輸送システム

下の図はナノインパクト(初期の製品)について、育毛成分の輸送システムを示したものですが大枠は最新のナノインパクト100でも変わらないのでそのまま使わせて頂きます。

システムは単純といえば単純かもしれませんが、下の2つのステップで成り立っています。

① 毛包へ浸透
② PLGAの加水分解に伴う育毛成分の徐放

ナノメートルサイズの粒子にすることで、①の毛包への浸透が容易となっています。

また、この際PLGA粒子が肌に対して親和性を持っていることも浸透にあたってプラスに働いています。

 

続いて毛包へ浸透すると、②の仕組みによってPLGA粒子の中に入っている育毛成分が徐々に放出されていきます。

こうすることによって、一時的な作用ではなく持続的な作用が期待されます

 

このような持続的な放出というのは、例えばコラーゲン合成との関わりから美容分野で重要視されているビタミンCを扱うときにも求められている技術です。

ビタミンCなどの、すぐに体内から排出されてしまうような成分の効き目を長くしたいときにはもってこいというわけですね(`・ω・´)b

 

理論上の話はおいておいて実際に皮膚に対してPLGA粒子を用いた場合の実験結果を続いて見てみましょう。

PLGA粒子の浸透力・持続力

クマリン6という蛍光分子を用いて、PLGA粒子を用いた場合での皮膚への浸透力が確かめられています。

下図の(a)はクマリン6を水に分散させて皮膚に塗った場合、(b)はクマリン6をPLGA粒子に封入して皮膚に塗った場合の時間変化を表しています。

(厳密にはヒト皮膚摘出片に対して塗布しています。)

(a)ではそもそも皮膚に馴染んでいないためか2時間経過時点で表皮にもあまり蛍光は見られていません。

(b)では4時間経過した際には毛穴の奥深くまで浸透していることがわかります。

 

この結果から、クマリン6をPLGAに封入した場合の方がより皮膚に吸着し、数時間経過後には毛包にまで浸透している&より長い時間浸透している、ということが確認されました。

PLGA粒子を用いた動物実験

さらに、育毛効果を評価するためにマウスを用いた実験も行なっております。

この実験では、マウスの背中の毛を剃った後に種々の溶液を塗布し、毛包をどれだけ休止期から成長期へ移行させることができるかが評価されました。

 

評価の対象は、① Control(何も塗布しなかった場合)、② ヒノキチオール溶液、③ ヒノキチオール封入PLGA、④ 6-ベンジルアミノプリン溶液、⑤ 6-ベンジルアミノプリン封入PLGA、の5つです。

毛の再生具合をスコア化して表し、棒グラフにしたのが下図です。

スコアは③>②>Control、⑤>④>Controlとなっており、いずれの成分についてもそのまま用いてある程度効果はあるが、PLGAに封入した場合の方がより高い効果があったということになります。

これにより、動物実験レベルでもPLGA粒子の有効性が示唆されました。

PLGA粒子の安全性

最後にPLGA粒子って皮膚につけていいものなの?

安全性の確認はとれてる?

という点なのですが、PLGA粒子はもちろん安全性が確認されています。

 

PLGAがなぜ安全かというと、一つにはそもそも材料である乳酸(Lactic acid)とグリコール酸(Glycolic acid)は生体内に存在している分子だという点があります。

そして、これらで作ったPLGAは上でも述べましたが徐々に加水分解(hydrolysis)されていきます。

その結果、PLGAはもとの材料に戻ります

 

また、これら材料である乳酸とグリコール酸も代謝されると最終的に水と炭酸ガスになって排出されるため、体内蓄積もなく非常に安全性に優れていると言えます。

ちなみにこういった特性をもつ高分子のことを生体内分解性高分子とか生体適合性高分子などと呼んだりします。

 

また、PLGAは医薬品GLP(Good Laboratory Practice)という、医薬品の安定性に関する以下の基準全てをクリアしています。

  • 単回投与毒性試験
  • 皮膚一次刺激性試験
  • 連続皮膚刺激性試験
  • 感作性試験
  • 光毒性試験
  • 眼刺激性試験
  • 変異原性試験
  • ヒトパッチ試験

ですので、原理上も実用上も安全性に関しては十分確かめられていると言えるでしょう。

 

さて、入れ物であるPLGAについてはこの辺にしておいて、ここからはPLGAが含んでいる成分について見ていきましょう!

有効成分1:エチニルエストラジオール

ナノインパクト100の43種の配合成分の内、3つある有効成分の一つがエチニルエストラジオールです。

成分名だけだと聞きなれないですよね。

エチニルエストラジオールは合成エストロゲン剤です。

エストロゲンはご存じ女性ホルモンです。

 

エチニルエストラジオールは男性ホルモンを抑える抗男性ホルモン薬で、男性ホルモンの影響で起こる前立腺がんの治療薬にも用いられています。

そのため、男性ホルモン抑制作用に関しては間違いないと言えるでしょう。

 

しかし、AGA治療の分野ではあまりメジャーではない成分です。

実際あまり他の育毛剤に入っているのを見かけたことはないですね。

そういう意味では、成分面でも他の育毛剤との差別化はできているなと思います。

ただ、抗男性ホルモン作用をもっているといえども全てのジヒドロテストステロン(DHT)をなくすことができるわけでもないので、AGA抑制能力としてはどの程度の強さなのかがちょっと疑問ではあります。

有効成分2:センブリエキス

センブリと聞くと、テレビとかで罰ゲームとして出されるセンブリ茶を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

でも実はセンブリは育毛分野でも意外と活躍しています。

 

“エキス”なので単体の成分ではなく、様々な成分が含まれていますが

その中でもアマロゲンチンとアマロスフェリンという成分が毛乳頭細胞の増殖を促進させると考えられています。

また、抗酸化作用をもつ成分や血流を促進する成分も多数含まれており、こちらも頭皮環境の改善にプラスに働くと考えられます。

有効成分3:トコフェロール酢酸エステル

トコフェロール酢酸エステルはビタミンE誘導体です。

名前のままですが、α-トコフェロールを酢酸エステル化することでつくられます。

 

機能はビタミンEと同様ですが物性面で扱いやすくなっており、医薬品や化粧品としてはこの誘導体が使われることが多くなっています。

ビタミンEは抗酸化ビタミンであり、様々な機能を持つのですがナノインパクト100では主に血行促進効果を期待して配合されているようです。

その他にも過酸化脂質の増加を抑制したり、細胞膜を安定化する効果もあります。

保湿成分

 

最後にですが、なんと43種の配合成分の内、実に37種が保湿成分です。

どんだけ保湿したいんだΣ(・∀・;)!

って感じです笑

 

配合成分が多けりゃいいってもんじゃない!というのが本音ですが、逆にこれらの成分に関しては特に多くて困ることもないので別にいいでしょう笑

ちなみにちょっと意外ですがPLGA粒子自体も保湿成分だったりします。

まあなんにせよ保湿能に関しては申し分ないのではないかなと思います。

 

上の図だとちょっと見にくいかもしれませんので一応、成分を文字で載せておくと下のようになります。

なんちゃらエキスがすごく多いですね笑

有効成分以外の成分(男性用)
ペンチレングリコール、BG、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、ヒノキチオール、メンチルグリセリルエーテル、エタノール、ビワ葉エキス、ジオウエキス、サクラ葉抽出液、ヒオウギ抽出液、ダイズエキス、酵母エキス-1、キナエキス、クララエキス-1、チョウジエキス、アルニカエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、ゴボウエキス、セイヨウキズタエキス、ニンニクエキス、マツエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、オウゴンエキス、ニンジンエキス、チンピエキス、ボタンエキス、シナノキエキス、ヒキオコシエキス-1、冬虫夏草エキス、ツバキエキス、ビルベリー葉エキス、セイヨウオオバコ種子エキス、アシタバエキス、メントール、キサンタンガム、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、トレハロース、乳酸・グリコール酸共重合体、テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル、ポリビニルアルコール、ステビアエキス、コメヌカスフィンゴ糖脂質、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、β-グリチルレチン酸、リン酸一水素ナトリウム、クエン酸、精製水、無水エタノール

購入コースと価格情報

ナノインパクト100には男性用と女性用があります。

主な違いは男性用にはメントールが配合されていてちょっとスッキリ感が強いという程度で、有効成分などに違いはないようですね。

いずれも単品購入で7560円(税込)です。

ただ、初回購入については半額の3780円(税込)という安さです。

他の育毛剤と比較するとかなりお手頃ですね(・∀・)!

また、育毛集中セットという“ナノインパクト100+薬用ナノインパクトシャンプー+薬用ナノインパクトコンディショナー”の3点セットでの購入も可能です。

こちらについては通常が12960円(税込)です。

しかし、こちらについても初回は割引がありまして62.5%OFFの4860円(税込)になります。

 

初回がこんなに安い育毛剤ってなかなか珍しいですよね。

なんでこんな安い値段にしているんだ・・・?

と思いましたが、それはおそらくデフォルトが「定期購入」だからだと思います。

つまり、単品購入が存在しないんですよね。

 

なーんだ、3ヶ月以上継続してからじゃないと定期コースは解約できないとかそういうシステムだから安いのね・・・

と、思ったらなんと初回だけでも定期購入はやめられるようですΣ(・∀・;)

 

初回だけでやめる人も結構多い気がするのでこれじゃ採算とれないんじゃ・・・?

と思いましたがそこはホソカワミクロンさんがナノインパクト100に自信をもっていて皆継続してくれるだろうと思っているからなんでしょうかね・・・?

ともあれ、止めたければいつでも止められるということでひとまず安心ですね。

定期購入解除について

途中で定期購入を解除したいけどどうしたらいいのか?

ということについても書いておきますね。

 

注意するポイントは

次回お届けの15日前までに定期購入をやめる旨を連絡することです。

メールをコチラのお問い合わせ受付に送るか、
info@nanoimpact.jp

あるいは電話でやめると伝えましょう。
0120-191-890

その他は特に難しいことはありません。

全額返金保証について

一般的な育毛剤の例に漏れずナノインパクト100も全額返金保証付きです。

期限は商品到着後30日以内です。

商品使用後でも返金してくれます。

 

これも一般的な育毛剤の例に漏れずですが、さすがに一か月で育毛効果が表れるものなんてないので全額返金保証は育毛剤が肌に合わなかった場合のためにあると思われます。

もし何か異常が表れた場合は(配合されている成分的におそらくないと思いますが)、定期購入解除と同様のところにメールか電話で伝えましょう。

まとめと感想

まとめると

PLGA粒子はすごい!!けど育毛成分がちょっと弱い!!

って感じですね。

 

まだ20歳を超えていないけど薄毛が気になる人や、サブウェポンとしての利用がよいかと思います。

あと、抗酸化作用や血流促進など老化した頭皮環境を改善するものが多いので年齢が結構上の方にもいいかもしれません。

一方、30~40代とかで薄毛がかなり進んでいる!という人にはこれ単体で用いても特に目に見えた効果は期待できなさそうだな・・・と思います。

 

正直、育毛剤としての強さとしてはポラリスとかDeeper3Dには及ばなさそうですので・・・。

今後もっと強力な成分が配合されたらそういった方にもおすすめできるかと思いますがね^^;

 

逆にこのナノインパクト100の効果のマイルドさは、フィナステリドやミノキシジルの副作用が怖いという方にはメリットとなるかもしれませんね。

強力すぎる成分がないということは、副作用が起こることもまずないという安心にも繋がるので。

浸透率に関しては信頼性がかなり高いと言えるので、薄毛予防や副作用がこわいという方の期待には応えられる育毛剤なのではと思います(`・ω・´)ゞ

 

 

参考文献&画像出典
薬剤学 Vol. 71, No. 6 (2011)
Developments of Skincare and Scalp Cosmetic Technologies Using PLGA Nanoparticles
JETI Vol. 62, No.8 (2014)
ナノインパクト100公式サイト

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