こんにちはフカセでございます(`・ω・´)ゞ
イタチさんから下のようなご質問を頂きましたのでお答えしたいと思います。

こんばんは。
他ブログとは違い根拠のある情報がとても参考になります。
よく薬を飲む時は効果が薄れるのでお茶でのんでは駄目だと聞きます。
ミノキシジル・フィナステリドについてはどうなんでしょうか?
ミノキシジル・フィナステリドは水で飲んでいるのですが、そのすぐ前後にコーヒーやウーロン茶をよく飲みますので、ちょっと気になります。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます!
イタチさんのおっしゃる通りで確かにお茶やコーヒーで飲まない方が良い薬があります。
AGA治療薬は毎日服用するものなだけに、日常的にタブーな飲み合わせをしていないか不安になりますよね(´・ω・`)
僕自身もこういう飲み合わせに関することがすごく気になった時期がありました。
誰でも一度は気になることなのかもしれません。
ではでは早速いってみましょう(・∀・)!
フィナステリド・ミノタブはコーヒーで服用していいか?
コーヒーを薬の服用から間隔を空けずに飲むとマズいのは、薬にカフェインが含まれる場合です。
ご存知の通り、コーヒーにはカフェインが豊富に含まれてます。
そんな中、風邪薬・鎮痛薬などのカフェインを含む薬をほぼ同時に服用するとカフェインの摂り過ぎになってしまいます。
カフェインは摂りすぎると、急性カフェイン中毒になったり様々な悪影響があります。
海外ではエナジードリンクの飲み過ぎで結構な事故が起こっていたりしますしね(´・ω・`)
問題となるのはカフェインの取り過ぎなので、カフェインレスコーヒーであればカフェイン入りの薬と服用しても問題ないということになります。
そして本題のミノタブやフィナステリド錠に関しては、カフェインは入っていないので問題なしということになります。
フィナステリド・ミノタブはお茶で服用していいか?
お茶と一緒に飲むと効果が薄れるのは基本的に鉄剤だけです。
鉄剤は貧血の方が飲むような薬ですね。
お茶の中に含まれるタンニンという成分は金属イオンと結合する性質を持ちます。
ですので、タンニンを摂取するとせっかく鉄剤で摂取しようとした鉄の吸収が阻害されてしまうと考えられます。
これが、お茶と一緒に服用することを避けた方がいいという一例です。
余談ですが、鉄剤に含まれる鉄の量とお茶に含まれるタンニンの量的に、多少の吸収阻害はあれどもそこまで問題となるレベルではないようです。
また、最近はタンニンなどに吸収を邪魔されないような工夫などもされているようですね。
というわけで、フィナステリドやミノキシジルについては金属イオンは関係ないのでお茶で服用しても効力に問題はないと考えられます。
同時に服用しない方がよい飲み物1
ついでに他の飲みものについてもどうなのか少し追加で考察してみます。
コーヒーやお茶が一緒に服用しても問題なしだった一方で、同時に服用すべきでない飲み物もあります。
一つ目はお酒です。
さすがにアルコール飲料で薬を飲む方はいないかと思いますがねΣ(・∀・;)笑
ただ、夜寝る前にお酒を飲んでその後にフィナステリドも飲む・・・。
みたいな方はいるかもしれませんね。
アルコールはよく知られているように肝臓で代謝されます。
一方、フィナステリドやミノキシジルも肝臓によって代謝されます。
すると、お酒を飲んだ時は薬の代謝が遅れてしまい血中濃度が高いままになってしまいます。
その結果として薬の効果が強く出てしまうといったことが起こります。
薬がより効くならいいんじゃないか?と思うかもしれませんが、効果が強まる分副作用が表れる可能性も高くなるので避けた方がいいです。
特にAGA治療薬は毎日飲むものですので積み重ねがこわいです。
薬の代謝が阻害された状態で、つまりは薬の血中濃度もあまり下っていないのに服用を繰り返していると、いつの間にかかなり高濃度になってしまっている可能性があります。
飲酒とは間隔を空けるようにしましょう。
実際、僕もこれを避けるためにフィナステリドはアルコールの心配がない朝に飲むように心掛けています(`・ω・´)ゞ
同時に服用しない方がよい飲み物2
二つ目はグレープフルーツジュースです。
これも結構有名かもしれませんね。
薬学関係の学会なんかに行くとグレープフルーツジュースの薬の代謝に対する影響についての研究もチラホラ見るので未だに結構ホットな話なのかな、という印象をうけています。
さて、なぜグレープフルーツに注意した方がよいかというと、フラノクマリンという成分が含まれるからです。
フラノクマリンはシトクロムP450のCYP3A4という代謝酵素の機能を阻害する性質を持ちます。(専門用語でごめんなさい)
この代謝酵素は薬の分解に関わる酵素です。
ですので、この酵素の機能が阻害されることで薬が予定通りに代謝されず濃度が高いままになってしまい、薬の効果が強く出てしまうといったことが起こります。
上でお話したアルコールのケースと同じような原理ですね。
グレープフルーツジュースと時間を空けずに飲まない方がよい代表的な薬には以下のようなものがあります。
・カルシウム拮抗薬
・高脂血症治療薬
・免疫抑制剤
・不眠症治療薬
こういった代表的なものにフィナステリドは含まれてはいないのですが、やはり避けた方がいいです。
というのも、フィナステリドの代謝には代謝酵素CYP3A4が関与していることが確認されているからです。
ちなみに、どのくらい代謝酵素が阻害されるかには個人差があります。
僕はグレープフルーツジュースがもともと大好きなのでたまに飲んじゃってましたが特に何か副作用が起こったことはないです。
最近はあまり飲まないようにしていますが^^;
体質的にそんな問題のない方もいるかもしれませんが、中々自分がどんな体質なのかはわからないのでグレープフルーツが好きで好きでしょうがないという方も極力避けるように努力しましょう(´・ω・`)
まとめ
種々の飲料について、フィナステリドとミノキシジルを服用する際(あるいはその前後)に飲んでもいいかまとめると以下のようになります。

・ お茶問題なし
・ アルコール避けるべき
・ グレープフルーツジュース避けるべき
ということになります。
もちろん、これらの薬は水やぬるま湯で飲むのが一番ですがね。
ちなみに、フィナステリドに関しては食後と空腹時で特に効果に差はなかったというデータがありますので、アルコールとグレープフルーツに気をつけていればその他はあまり気にする必要はなさそうです。
ミノキシジルについては食事の影響がどうなのか、という点については正式なデータは見つかりませんでしたが基本的にはフィナステリドと同様に考えてよいと思います。
ただ、ミノキシジルについては効果の面では空腹時でも食後でも大差はないと考えられるのですが、空腹時は胃に不快感が現れる可能性があるので、食前よりは食後の方が望ましいと思います。
以上、飲み合わせ全般についての考察でした!
イタチさんご質問ありがとうございました(`・ω・´)ゞ
記事にまでして頂いてありがとうございます。
これで心配する事無くコーヒーやお茶が飲めます。
ありがとうございました。
イタチさん
いえいえ、多くの人が気になっている点だと思うのでもともと記事にすべきテーマだったなと思います!
また何か疑問点があったらお気軽にご質問ください^^
フカセさん、こんにちは
僕は18歳の高3で春から大学生なんですが、全体的に薄い、全スカなんですが頭頂部周辺が特に薄いです。
ちなみにフィンペシアは2ヶ月半過ぎ、ボストンは1ヶ月、ポラリス・亜鉛もそろそろ使い始めて1ヶ月になりますが、中々改善しません。入学までに今の状態よりは改善させたいのですが、やはりミノタブを追加した方がよいのでしょうか?
コメントお願いします。
ガリレオさん
コメントありがとうございます!
まだ治療をはじめてから時間があまり経っていないので、改善が見られなくても焦る必要はないです。
今のセットでも、もう数か月使い続ければ改善が見られる可能性は十分あります。
ですので、年内はこのセットでの治療を続けてみて様子を見てみたらどうでしょうか?
もしそこで改善の兆しがないようならミノタブを導入すればよいかと思います。
そのタイミングでミノタブを導入できれば、年内に改善が見えていなくても4月には間に合うと思うので。
(もちろんミノタブがガリレオさんにも効くと仮定した場合の話ですが^^;)
大学入学までに間に合うことを祈ってます(`・ω・´)ゞ
返信ありがとうございます。
フィンペシア単独で3ヶ月経ちましたが一番気になる頭頂部は、まだまだ改善してませんがM字の部分が段々埋まってきてるので効いているのだと思います。
気長に続けていきたいと思います!
ガリレオさん
改善の兆しが見えてきたということで良かったです!
ところで前頭部が先に埋まってきてるんですね(・∀・)
フィナステリドはどちらかというと頭頂部の方が効きやすいと言われているのでちょっと意外でした。
そうですね、育毛は継続が大事なので気長にがんばってください!