こんにちはフカセでございます(`・ω・´)ゞ
今回、女性の方からご質問いただきましたのでそちらにお答えしたいと思います!
まだまだ女性でこのブログをご覧になってくれている人は少ないと思うので、
女性からのご質問が来始めたことは嬉しい限りです(*´ω`*)

フカセさま
初めまして。
オカノ(女・40代)と申します。
今年、急激な大量の抜け毛で、全体的にかなり少なくなってしいました。(特に、前髪の量や頭頂部の地肌が透けるのが気になっています)
いろいろとネットで調べていますが、失礼ながら、胡散臭い記事ばかりで、何を信じていいものかと思っていたところに、フカセさまのブログに辿り着きました。
とても信用出来る感じがしまして、熟読させていただいております。
とても参考にになる記事を、本当にありがとうございます!!
フカセさまのブログを見つける前に、パントガールの存在を知り、5月くらいから飲んでいます。
抜け毛の量は、かなり減り、短い毛もちょこちょこ生えてきていますが、やはり、前髪の量や頭頂部の地肌が透けるのは、まだ改善されず、気が滅入っています…
フカセさまのブログで、紹介されているヘアーマックス
は、早速購入しまして、到着待ちです。
(ちなみに、購入の際、フカセさまのブログリンクから、購入しましたが、記載の割引がエラーでしたので、他の方の、割引番号を使用してしまいましたm(_ _)m)
パントガールも、ルグゼバイブに切り替えようと、早速注文しました。
そして、これだけでは、不安&早く改善したい思いで、頭皮に塗るタイプも検討しています。
効果的に、以下のフォリックスFR02を試してみたいと思っているのですが、
ちょっと副作用が怖い気持ちもあります。
ちなみに、検査などは行っておりません(別件で、内科に行った時に、相談もしましたが、カラダ全体の調子を整えて!っと、さっと流されました(^ ^;))
検査に行かず、使用するのは、危険でしょうか?
リアップリジェンヌにしておいた方がいいでしょうか。。
お値段的にも、フォリックスFR02の方が良いのですが、、。
お忙しい中、申し訳ありませんが、
ご意見伺えましたら、嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
オカノ
めちゃくちゃ丁寧なご質問をありがとうございますm(_ _)m
ヘアマックスの割引エラーについてはすいませんでしたm(_ _)m
それでは早速僕なりの考えですが、お答えしていきたいと思います!
リアップジェンヌとフォリックスFR02の基本情報
まずは質問者様以外でこの記事を読んでいる方もいると思うので、基本情報をさらっと書いておきますと、
リアップリジェンヌはミノキシジル濃度1 %の女性用育毛剤です。
リアップシリーズはあまりにも知名度が高いので皆さんご存知だと思いますが、それの女性用のものがリアップリジェンヌになります。
続いて、今回のご質問にあったのがこちらですね。
フォリックスFR02もリアップリジェンヌと同様に頭皮に塗布するタイプのミノキシジル系育毛剤です。
ただ、一点異なる点を挙げるとすると
有効成分であるミノキシジルの濃度が2 %とリアップリジェンヌよりも高濃度です。
その一方で、ご質問中にもありますが価格的にはリアップリジェンヌよりも安いので、コスパを重視するならフォリックスFR02を使いたくなるところです。
ただ、副作用のリスクという面で不安があるということで今回のご質問に至ったわけですね(`・ω・´)ゞ
結局どうするべきか?
検査にいっていないしどうしよう?
ということですが、正直クリニックに検査に行っても
ミノキシジルの効き具合を予想したり、1 %なら副作用は出ないけど2 %なら副作用が出るかを予想したりはまず不可能です(´・ω・`)
そんなわけで安全性を追求するのであれば1 %のリアップリジェンヌの方から始めたほうがよさそうと思えるのですが、、、、
とはいえ早く治したいのであれば2 %の方が良いのも確かです。
そんなわけで、ここからは副作用発生頻度に関する客観的なデータを見てみましょう。
女性におけるミノキシジルの使用実績
実は女性に対しては、1, 2, 5 %濃度のミノキシジルについて臨床試験の実績があります。
ただし、これは海外の話で日本では1 %の臨床試験しか行われていません。
そんなわけで国内メーカーの大正製薬が販売するリアップリジェンヌも1 %を採用しているみたいですね。
しかし、海外では臨床試験もされていてニーズもあることから、5 %ミノキシジルの女性用育毛剤も売られていたりします。
ですので、本質的に高濃度のものを女性が使えないわけではないです。
有害事象の発生頻度について以下の論文のデータを引用します。
van Zuuren EJ, Fedorowicz Z, Schoones J: Interventions for female pattern hair loss, Cochrane Database Syst Rev, 2016; 5: 1―224.
この論文によると、
合計725名の女性被験者に対する臨床試験の結果
1 %ミノキシジル→相対危険度 1.12(95 %信頼区間 0.61~2.06)
2 %ミノキシジル→相対危険度 1.24(95 %信頼区間 0.82~1.87)
5 %ミノキシジル→相対危険度 2.05(95 %信頼区間 0.96~4.37)
上記の数値をぱっと見た感じ、1 %と2 %ミノキシジルではそんなにリスクに大差はないように思えます。
95 %信頼区間を見ると上値が1 %の方が2.06なのに対し、2 %では1.87とむしろ低い値となっていますしね!
一方で、5 %では相対危険度の値、95 %信頼区間の値のいずれでも顕著に有害事象のリスクは上がっていることが見て取れますね。
まとめ
以上、女性に対するミノキシジルの臨床試験結果を含めて見てきましたが、
ミノキシジル濃度1 %と2 %ではそんな副作用リスクに大差はなさそうであるが、5 %ではややリスクが高くなる
ということがわかりました。
ただ、これは国内ではなく海外での臨床試験結果を分析したものであるという点には注意してください。
以上の臨床試験結果を信じるのであれば、
コスパの面なんかを考え合わせるとリアップリジェンヌではなくフォリックスFR02ローションをはじめから使うのもアリなのかなと思います。
もちろん、治療は自己責任になってしまうのでそこは十分慎重に行っていただく必要がありますが・・・。
以上になります!
改めましてオカノさんご質問ありがとうございました(`・ω・´)ゞ