こんにちはフカセでございます(`・ω・´)ゞ
ゆうきさんから以下のようなご質問を頂きました!

こんにちは。いつも勉強させてもらっています。
質問なのですが、フィナステリドやミノキシジルは副作用があって、例えば子どもが欲しい時などには使わないほうがいいというようなネットの情報をよくみます。こういう副作用の危険性を最小限にして薄毛対策をするにはどんな方法が考えられますか?やっぱり副作用がある薬を使わないと厳しいものでしょうか。
また、ぽんじゅーすさんからもこのようなご質問を頂いております!

以前相談させていただいたぽんじゅーすです。また質問したいことがあります。
フカセさんのアドバイスのもとフィナロ、Boston、Deeper3Dで集中治療を行っていたところ、3週間ほどで生え際がかなり前進してきたのを実感しそれはそれは喜んでいたのですが、ある日ネットを見ているとフィナロの副作用という記事にたどり着きました。そのサイトによると、フィナロはホルモンを調節することでEDや不妊といった副作用を生む可能性が5%ほどあるとのことで、未婚や子なしの人にはオススメしないと書かれていました。確かにEDのような兆候を薄々感じ始めていたこともありとても不安になってしまいました。そのため、フィナロの服用をやめ、BostonとDeeper3Dのみの治療に切り替えて今に至ります。しかし、なんだかまた生え際が後退しています…。
フカセさんのフィナロに関する記事も拝見させていただいたのですが、副作用に関して何か他にわかることがあれば是非教えていただきたいです。また、フィナロの代わりに何かオススメのものや、2日に一錠飲むなど良い工夫があれば教えていただきたいです。答えづらい内容だと思いますが何卒よろしくお願いします。
お二人ともご質問ありがとうございます!
副作用の問題は、AGA治療に取り組まれている人であれば誰でも一度は気になるものだと思います。
「薄毛は治したい!でも、副作用が起こるのも避けたい!」
と考えるのは自然なことですよね。
どうすればこの希望を実現できるのか、考えていきたいと思います。
それではいってみましょー!
副作用の原因は何か?
“副作用の危険性をどうすれば抑えられるか?”
を考えるにあたって、副作用そのものの原因が何であるか考えてみます。
副作用の原因は大分すると下の2つに分けられます。
① 有効成分(フィナステリドやミノキシジル)が原因で起こる副作用
② 有効成分以外の添加剤などが原因で起こる副作用
①については用量だったり服用間隔を調整することで、副作用が起こる可能性を下げることは可能です。
一方、②については基本的に添加剤などに対するアレルギー反応により起こるものです。
ですので、②の場合はアレルギー成分が入っていないものへと変更する他ありません。
また、①であったとしてもその原因がアレルギーがあったとすると、こちらも②と同様でその成分自体が使えないことになってしまいます。
こういった副作用の原因の特徴を踏まえて以下考察していきたいと思います。
なお、ぽんじゅーすさんのご質問の中に、「副作用に関して何か他にわかることがあれば〜」というご希望がありますが、フィナステリドの副作用、特にポストフィナステリド症候群などについては真面目に考察するとかなり長くなってしまいます。
なので、申し訳ないのですが今回の記事ではフィナステリドの副作用のメカニズムだったりもろもろの考察は今回の記事では割愛させて頂きますすみません(´・ω・`)
また後ほど詳しめに考察した記事は追加いたしますのでしばしお待ち下さいm(_ _)m
それではここから副作用の危険性を抑える方法について見ていきたいと思います!
対処法① 用量を下げる
基本的に有効成分の用量が少ない程、副作用が表れる危険性は低くなります。
もちろん用量が減ることによって効果も落ちてしまうことも多いです。
ですので、効果が表れる範囲の中で最低限の用量で使用するというのが一つの解決策だと思います。
例えばフィナステリドの場合、
日本では0.2 mgと1 mgのプロペシアが流通しています。
そしてフィナステリドでは、日本人が被験者の臨床試験において0.2 mgと1 mgで効果に大差はありませんでした。
(出典: プロペシア(MSD社)添付文書)
ですので、一般的に1 mgのものを服用することが多いフィナステリドですが、副作用の危険性を減らしたいのであれば0.2 mgのものを使用するのは一手だと思います。
0.2 mgのものを手に入れたいのであればウルトラピルカッター(APEX Ultra Pill Splitter)などの錠剤専用のカッターで1 mgのものを分割するのがコストパフォーマンス的には優れています。
ただ、さすがに1 mgのものを5分割して0.2 mgにするのは難しいので4分割で0.25 mgずつ・・・という風になると思いますが^^;
続いてミノキシジルについてですが、こちらも同様で用量が少ないほど副作用の危険性は低いと言えます。
内服タイプのもの(ミノタブ)については
2.5 mg、5 mg、10 mgのものがあります。
この内2.5 mgは限られたメーカーでした取り扱ってはいません。
こちらのLloyd社のミノタブであれば、2.5 mgのものがあります。
もともとミノキシジルは用量の少ないものから使用していき、効果に満足できなければより用量の多いものに変更する
といった方法をとることが多いので、2.5 mgではじめてみてそこで効果が感じられたら用量は上げずにそのまま2.5 mgを使い続けるとよいと思います。
続いて外用タイプですが、こちらも様々な用量のものがありますね。
外用についても、ミノキシジルが原因で起こる副作用については用量が多いものほど起こりやすいです。
外用タイプで細かくミノキシジル濃度を調節するならポラリスシリーズがおすすめです。
ちなみに僕の場合はこのシリーズの内、ミノキシジル濃度が7%のポラリスNR-08[ミノキシジル7%]を使用していました。
外用タイプですと、自分で塗布する量を変更することもできるので治療の柔軟性は高いのでその点でも内服より扱いやすいかなと思います。
対処法② 服用頻度を下げる
続いて、2つ目の対処法です。
一日おきの服用にするなど単純に服用頻度を下げるということですね。
こちらも結局は有効成分の量を減らすという点で①の用量を下げる方法に通じます。
ただ、少し①とは違う面があります。
例えばフィナステリドを例にしますと、
服用後から血漿中のフィナステリドの濃度は以下の図のように変化します。
(出典: プロペシア(MSD社)添付文書)
大体服用後1時間ぐらいで最大になって、その後は減少していきます。
しかし、薬はある程度の濃度以上が血漿中にないと効果が現れません。
なので、服用間隔を空けた場合には
服用した日は効果が出るが、服用しなかった日には効果が出ないということが起こります。
もちろんフィナステリドやミノキシジルでは効果がすぐに見えるわけではないので実感できないと思いますが・・・。
ですので、服用間隔を空けるよりかは①のように用量を減らしつつも毎日継続的に服用する方が良いと考えられます。
これは、継続的に服用すれば血漿中の濃度をより定常に保つことができるためです。
理想的には薬の効果が表れるギリギリのライン上で濃度をほぼ一定にコントロールすることができれば一番いいですね。
対処法③ 内服から外用がタイプに変更する
この対処法はミノキシジルの場合のみですが、
内服よりは外用の方が副作用の危険性は少ないと考えられるため、ミノタブを使用していて副作用が心配の場合は外用に変更するのも一手です。
やはりネットの口コミを見ていてもミノキシジルの本来の作用である、“血圧を下げる効果”によって何らかの不調をきたしてしまう人もいくらかいるようです。
僕の場合は幸い体毛が濃くなるという健康面には問題のない副作用(?)しかありませんでしたが笑
外用タイプのミノキシジルであれば、ミノキシジルの作用が身体全体には及びにくいのでそのようなミノキシジル本来の作用による副作用は起こりづらくなります。
一方で、肌の弱い人はミノキシジルやその他の添加剤などによって頭皮が痒くなったり、炎症が起こってしまうという副作用が起こる可能性もありますのでその点はご注意ください。
医薬品を使わないAGA対策
以上、色々述べてきましたが
やはり医薬品を使用しないのが副作用の危険性を排除する確実な方法です。
当たり前すぎますね^^;
ただ、医薬品でなければ絶対に副作用が出ないかというとそうではありません。
巷では医薬品じゃない→副作用の心配はない
というような図式で説明している人も多いですがこれは間違いです。
医薬品ではないものは、一般に医薬品よりは効果が薄いためにその分だけ副作用の心配も少ないというだけです。
まあこの点についてはこの記事の本題ではないのでこの辺にしておき、
ここからは医薬品を使用しないでAGA治療をしようとした際に、効果的であると思われる育毛剤などを紹介していきたいと思います。
一つ目がこちらヘアマックスです。
HairMaxは医薬品を除いた中で一番信頼しています。
というのも、アメリカのいわば厚生労働省であるFDAに、安全性だけでなく効果の面でもお墨付きをもらっているのです(・∀・)!
また、臨床試験もきちんと行われているために非常に信頼できる機器になります。
ぽんじゅーすさんはフィナロの代わりになるものをお探しのようですが、まだ導入されていないようであればヘアマックスを導入してみてはと思います。
もちろんフィナロの代わりかと言われるとメカニズム的に違うのでちょっと違いますが、フィナロ並に頼りになるやつだと考えていますので(`・ω・´)ゞ
続いて僕が育毛剤の中で推しているDeeper3Dです。
(正確には育毛剤ではなくスカルプエッセンスですが)
既に知名度も相当ですがキャピキシルという成分に加えて、わりと最近現れたリデンシルという成分、そして成長因子がDeeper3Dの主要な成分となります。
ネックは価格が高いこと、これに尽きます。
続いてフィンジア(FINJIA)です。
こちらはミノキシジルに構造の似た成分であるピディオキシジルが入っている育毛剤であるため期待できます。
また、フィンジアもDeeper3Dと同様キャピキシルが同じ濃度配合されています。
カプサイシンによるゲートアクセス理論については僕自身あまり信じてはいないですが、キャピキシル、ピディオキシジルが配合されている点で悪い育毛剤ではないと考えています(・∀・)!
最後に総合型育毛サプリメントであるBOSTONサプリです。
フィナステリドに似た作用をするノコギリヤシエキスをはじめ、育毛に必要とされる成分が幅広く含まれています。
あくまでこのサプリ自身に発毛させる力はありませんがサポーターとしては優秀です。
最近はイクオスサプリEXというサプリが出てその地位が揺らいでおりますが、諸事情により今のところはBOSTONの方を推しております。
(諸事情が気になる方はこちらの記事をご覧ください笑)
まとめ
フィナステリドやミノキシジルの副作用の危険性を出来るだけ低くする方法をまとめると以下のようになります。
②服用間隔を長くする
③内服から外用への変更
①については、効果が現れる範囲で可能な限り用量を減らすということがポイントです。
また、②よりは①の対処を行い、継続的な服用をした方が効果の面では勝ります。
以上3点はさておき、
当然ですが究極的な対処法は医薬品を使用しないということです。
もちろん効果の面では医薬品に勝つことは中々難しくなってしまい、治るのに時間がかかったりだとか、あまり効果が現れないといったこともあるかもしれません。
そんなわけで、この問題に関しては
結局最後は本人の価値観・スタンスによるのかなと思っています。
副作用が起こるリスクをとっても薄毛を治療する方が本人にとって重要なことであるかどうか
ということですね。
僕の場合はまだ20代で薄毛になることほど辛いことはない、と思っているので多少の副作用のリスクは理解の上で医薬品を利用してきました。
ご自身の現在おかれている状況だったり価値観と照らし合わせてみて、納得できる形でAGA治療に向き合っていきましょう!
今回は以上になります!
ちょっと長めになっちゃいましたね^^;
ゆうきさん、ぽんじゅーすさんご質問ありがとうございました(`・ω・´)ゞ
いつも情報ありがとうございます。
ノコギリヤシはどうですか。自分も副作用を避けたいので試そうと思っています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23298508
小野さん
ノコギリヤシも比較的研究が進んでおり、マイルドではあるもののAGA治療に効果はあるものと考えています。
のような総合型のサプリにも定番の成分として入っています。
ここで紹介しているBOSTONサプリ
ノコギリヤシエキスオンリーのサプリであれば総合型より安価なので、他の成分も欲しいかどうかでご検討ください(`・ω・´)ゞ
いつもお世話になってます。
とうとうポラリス08を使いました。
そこで質問なのですが、ミノキシジルは添付5㎝に作用するからすこし離しながらかける。というのと、ポラリス11使って一気に攻めようかと思うのですが、これにはフィナステリドが0.1%含まれています。自分はフィンペシア1㎎を毎日服用してますのでフィナステリドの過剰摂取にならないか心配です。コメント欄でもいいのでアドバイスほしいです。
ミノキシ汁さん
お返事遅くなりまして申し訳ありません!!
外用タイプのものに入っている0.1 %フィナステリドとフィンペシアでは過剰摂取とまではならないと思います。
もちろん副作用の可能性を限りなく低く・・・というのであればフィナステリドフリーのものがよいとは思いますが!
質問に答えてもらってありがとうございました。僕も20代でなんとか改善したいのですが、薬の効果も正直あまりわからないので、お金を貯めてヘアマックス買ってみようかと思います。ヘアマックス、Deeper 3D、ボストンサプリの組み合わせでなんとか続けていこうと思います。