なぜ毛髪再生医療が盛んなのか?技術・費用・リスクの面から考察!

こんにちはフカセです(`・ω・´)ゞ

最近、このブログでも理研と京セラの共同研究の話や、東京医科大学と資生堂が共同で初の毛髪再生医療の臨床試験が開始された話などを紹介しました。

そういうわけでお気付きの方も多いかと思いますが

今、毛髪再生医療がアツいです!!

てなわけで今回はなぜ毛髪再生医療が盛り上がってるのかについて僕なりの考察をしてみたいと思います。

再生医療全般について

山中伸弥

毛髪に限らず、再生医療そのものがホットな分野です。

山中伸弥さんがiPS細胞に関する研究でノーベル賞を受賞したことは記憶に新しいかと思いますが、その後もiPS細胞に限らず再生医療の研究は精力的に行われています

大学で研究されているのはもちろんのこと、最近は大手製薬会社でも再生医療を専門に扱う研究所が設立されたりなど、実用に向けた取り組みが盛んになっています。

その中でもとりわけ実用化に近く、よく研究されているのが毛髪の再生医療だと思います。

実際僕の周りにも毛髪の再生を目指した研究を行っている友達がいます。

では、なぜ再生医療の中でも毛髪の分野での進歩が目覚ましいのでしょうか?

その理由には、費用・技術・リスクの3つの側面があると思います。

 

技術的側面

 

再生医療で臓器をつくる取り組みも現在進行形でされているのですが、中々上手くはいかないようです。

なぜ上手くいかないかというと、細胞を生かしたまま三次元的に並べることが難しいからです。

 

細胞を平面状に並べることは簡単なのですが、細胞の上に細胞を積み上げるとなると一気に難易度が上がります

また、細胞を三次元的に並べたとき内側に位置している細胞に酸素や栄養が十分に届かず死んでしまう、という難しさもあります。

実際の臓器は単に細胞が並んでできているわけではなく、細胞に栄養を運ぶ血管が張り巡らされていたりと複雑なため、一筋縄ではいかないのですね(´・ω・`)

大学でも細胞を三次元的に並べるための足場を作ってみたり、酸素を内側の細胞にまで届けるシステムの開発などの取り組みがされていますが、まだ実用に足るものは生まれてなさそうです。

 

一方、臓器ではなく髪の毛を再生しようとした場合、細胞を三次元的に並べる必要がありません。

最近臨床試験が始まった技術についても、培養した毛の細胞の元を頭皮に注入する、ということで特に細胞を並べている訳ではありません

これが技術的側面で毛髪再生医療に取り組みやすくしている要因だと思われます。

 

費用的側面

 

今回、東京医科大学と資生堂の共同研究で臨床試験が開始された技術(詳しくはこちらの記事をご覧ください)は、iPS細胞のように初期化した細胞をつくってそこから毛髪を再生するといった技術ではありません。

そうではなく、もともと毛髪の生えている細胞を取り出してそこから増やした同じ性質をもった毛の細胞を頭皮に注入するという技術でした。

この、iPS細胞のように初期化をする必要がない、ということが費用的な面で大きいと思います。

 

細胞の初期化とは、細胞が分化してある特定の臓器の細胞になる前の状態に戻すことを指しています。

初期化された細胞は、色んな臓器の細胞に分化する能力をもっているため、それを分化させることで狙った臓器を再生するというのが再生医療での取り組みです。

 

しかし、このiPS細胞を作るのに必要な4つの因子であったり、iPS細胞を培養するのにつかわれる成長因子などにかかる値段は決して安くありません

ですので、細胞を初期化せずにただ培養して増やして戻すのみで再生が可能な毛髪再生医療はあまりコストがかからず、研究しやすいのはもちろん実用化もしやすいのではと考えられます。

 

リスク的側面

 

最後の理由がリスクの低さです。

ヒトの臓器を体外で再生できたとしても、それを生身の人間の身体に入れることはかなりリスクがあることです。

臓器によっては1つしかないものもありますし、再生した臓器が上手く働かなかったら取り返しがつきません。

 

一方、毛髪の場合は直接命にかかわるものではありません

それに、そもそも“今までなかったもの”を増やす試みなので、たとえ上手く髪の毛が増えなくてもそれまでの状態と変わらないだけです。

 

また、マウスなどを用いた動物実験レベルでも、臓器を入れるには一度身体を開いて繋ぎ合わせて…という手間と技術が必要ですが、毛髪細胞は身体の表面に注入すればいいだけなので簡単です。

ですので、再生医療の技術が確立していない今は、取っ掛かりとして毛髪再生医療が最適だと考えられます!

 

しかも、再生医療技術の発展のためだけでなく、毛髪が再生できればAGAに悩んでいる多くの人に有効な治療を提供できるかもしれない、

ということで実現できた場合のメリットも多いため、非常に毛髪再生医療がホットになっているのだと思います!

 

まとめ

まとめると、毛髪の再生医療が盛んな理由は以下のようになると思います。

技術的ハードルリスクが比較的低く、コストも低めなために取っ掛かりやすい。
しかも実現できた場合のメリットも大きい

あ、あと植毛の技術が確立しているのでその面でも実用化しやすいってのもあると思います。

まあこれも結局「取っ掛かりやすい」ということに集約されると思いますが(・∀・;)

 

いやーだんだんとAGA治療法にもパラダイムシフトが起こっていますね。

このまま研究が進んで僕が30代になる頃くらいにはAGAを安価に克服できる治療法が確立されることを願っています(*´∀`*)!!

 

2件のコメント

  • まさと

    こんにちは!
    片側m字部分の薄毛に悩んでいる19歳の男です。
    昨夜初めてブログを拝見させていただきました。
    僕はまだ軽度ではあるもののやはりこの若さでm字部分が後退し始めると不安で不安で仕方がありません。1度お話をさせていただきたいのですが無理でしょうか?

    • フカセ

      まさとさん

      コメントありがとうございます。

      片側だけとなると、AGAだけではなく普段の髪型による影響という可能性もありますね。
      ただ、本当にAGAであった場合は確かに早めに対策を始めるべきだと思います。

      申し訳ありませんが直接お話しをするのは厳しいので、ブログ上でやりとりしてお悩みを解決できればと思います(´・ω・`)

      コメント欄でもお問い合わせの方でもいいので、何か解決したいことがあればご質問ください!

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