こんにちはフカセでございます(`・ω・´)ゞ
寝付きが普段から悪い僕なのですが、あまりに眠れないときなどは「睡眠不足で薄毛が進行するんじゃ・・・?」みたいに不安な気持ちになったりします。
みなさんも生活リズムが狂ったり夜更かしすると髪の毛に悪影響があるんじゃ?と思ったことはあるのではと思います。
そんな中、睡眠と育毛の関係に関する噂として下のようなものがあります。
「髪の成長に良い睡眠のゴールデンタイムが存在する。そしてそれは22〜2時の間である」
どうでしょう、この噂聞いたことのある方もいるのではないでしょうか?
この噂、果たして本当なのでしょうか?
他の育毛関連の噂に比べるとちょっと影は薄めかもしれませんが、生活リズムに関わることですから解決しておきたいですよね!
ということでこの噂について考察したいと思います!
はじめに結論を言ってしまうと22〜2時が髪のゴールデンタイムというのは全くの嘘です。
残念ながら他サイトを見ていると22〜2時がゴールデンタイムという噂を信じちゃっているところばかりですがね…
なぜこれが嘘だと言えるのか順を追って説明していきます(`・ω・´)ゞ
目次
22~2時がゴールデンタイム説の問題点
生活リズム、あるいは睡眠の時間帯と育毛の関係をネットで調べてみると
「22〜2時が髪のゴールデンタイムであり、この時間帯に寝ていると育毛にいい」などと書かれていることが非常に多いです。
しかしこれはデタラメです。
この説は万人に当てはまるものではありません。
というか時間帯でゴールデンタイムを規定するのがそもそもナンセンスです。
なんといいますか、僕はこの噂に対してはじめて聞いたときからとてつもない違和感を感じていました。
そもそも今が何時、というのは人が決めたものです。
日本では20時と言えば自分が日本のどこにいようと20時になりますよね。
(横に広い国では経度によって定められていたりもしますが)
一方で、あなたの20時と僕の20時は同じといっていいのでしょうか?
なんだか哲学的な様相を帯びてきちゃいましたねΣ(・∀・;)笑
この疑問が浮かんだのも、人によって起きる時間や寝る時間はマチマチで生活リズムは個人差があるからです。
それなのにその個人差を無視し、“そもそも人が取り決めた「時間」というものが、髪のゴールデンタイムを決定している”という説なので僕は違和感を感じたのだと思います。
いわば「人工的な時間帯という取り決め」が「髪の成長という自然の現象」を決定しているというような感じですよね。
普通ならば自然→法則のはずなのに法則→自然と逆になっているみたいな・・・そういう感じなので僕はとても気持ち悪く感じました^^;
なんかイマイチうまく伝えきれていないと思うので、何故この説に違和感を感じるのか伝わりそうな具体的な例を挙げたいと思います。
このモデルケースを読んで頂ければ「時間帯」でゴールデンタイムを規定することのおかしさをわかってもらえるのではと思います(`・ω・´)ゞ
モデルケース1
(ちょっとモデルケース1は揚げ足取りみたいな感じですがご了承ください笑)
例えば飛行機に乗ったとしましょう。
そして日本からアメリカにでも行ったとしましょう。
数時間のフライトの後・・・
アメリカに着くと当然日本とは時差がありますよね。
さて、
果たしてこの状況でも22〜2時が髪のゴールデンタイムと言えるでしょうか?
アメリカ到着後数日はアメリカの時間ではなく日本時間に合わせて眠くなったりするはずです。
いわゆる時差ボケですね。
このような状態でもゴールデンタイムが現地の22~2時に規定されるとしたら、それはおかしいですよね。
その他にも、仮に飛行機が地球上空をぐるぐると飛び続けた場合はどうでしょうか。
その場合は(その時々の地上の時間に合わせるとすると)地上とは異なるスピードで時間が変わることになりますからそれはもうおかしなことになっちゃいますよね笑
一体いつが22~2時なんてもうわからなくなっちゃいます。
この状況でも上の噂は成り立つでしょうか?
この例を読んで
「いやいやそれは特殊な状況だからだろ!」
「日本にずっと居続けたら22~2時がゴールデンタイムなのでは?」
という人もいるかと思うので、次のモデルケースに進んでみましょう。
モデルケース2
今度は舞台は日本から動きません。
例えば、日本のどこかにある窓も時計もないような密室に入れられたとします。
窓がなく外の様子を見ることができないので、陽の光で今が朝なのか夜なのかを判断することはできなくなります。
さらに、時計もないため今が何時なのか知る術はありません。
つまり時間に関する手がかりが何もない状況ということですね。
このような状況でも果たして22〜2時がゴールデンタイムとなるでしょうか?
人の身体はそのような状況でも密室の外でも同様に流れている時間に合わせて反応するのでしょうか?
実は、そうはなりません。
何故かというと、人の概日リズム(体内時計)は24時間ではないからです。
概日リズム(サーカディアンリズム)
概日リズム(サーカディアンリズム)といものがあるのはご存知でしょうか?
体内時計と言った方が馴染みある気がするので以後こちらで呼びます。
体内時計とは、人の身体が「今が何時」かを判断するような機能です。
いわば内的な時間です。
ですので、人間が決めた外的な「今が何時」とはズレることがあります。
つまり、日本が今24時(外的な時間)だと言われても、自分的にはまだ20時ぐらい(内的な時間)で全然眠くない!
みたいなことも起こるわけですね(・∀・)
これが冒頭でも述べた時間に対する個人差ですね。
そしてこの体内時計を制御する要因としては陽の光や食事などの外的刺激が挙げられます。
例えば完全な暗室で動物を長期間飼育すると、内在的な時計に合わせて生活するので段々と活動や睡眠をする時間帯がズレていきます。
ちなみにこのときの生活リズムをフリーラン・リズム(free run rythm)と言ったりします。
ですので、ヒトにおいて髪の毛のゴールデンタイムを考える際には、自分が何時に起きて、日の光を浴びたり活動をし始めたかを考慮すべきなのです。
・・・・・しかし!
今回の髪のゴールデンタイムを考える上では概日リズムはそこまで大きな影響を持っていなさそうでしたΣ(・∀・;)
それでは何が最も重要なのでしょうか?
真のゴールデンタイムは?
何が重要かを言う前に、本当のゴールデンタイムを言ってしまいます。
それは、睡眠開始から3時間以内です。
これなら体内時計の個人差が関係なくなりますので理にかなっています。
また、こちらにはちゃんとした根拠も存在しています。
何故睡眠開始からのはじめの3時間が重要なのか?
これには睡眠の質が関係してきます。
より具体的に言うと「睡眠の深さ」がポイントとなっています。
この睡眠の深さの話をするにあたってちょっと睡眠の基礎的な話もさらっとしときますね。
睡眠の基礎
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があることはご存知の方も多いかと思います。
レム睡眠とは高速眼球運動を伴う睡眠です。
レム(REM)はRapid Eye Movementの略です。
身体は休んでいるものの脳は活動状態であるというのがレム睡眠の特徴で、その名の通り眼球は高速で運動しています。
脳は覚醒状態なため、浅い眠りということになります。
ちなみに夢はレム睡眠中で見ることが多いと考えられていますね。
逆にノンレム(Non-REM)睡眠はレムではない睡眠、つまり高速眼球運動を伴わない睡眠ですね。
ノンレム睡眠は、その睡眠の深さによって段階1~4までに分類されています。
最も深い段階4ではδ波と呼ばれる1~4 HZの低周波・高振幅の脳波が観測されます。
そしてこの深い睡眠の最中に成長ホルモンが盛んに分泌されます。
この成長ホルモンが盛んに分泌される時間帯こそがゴールデンタイムです!
それではどのようなタイミングで段階4の深い睡眠となるのでしょうか?
睡眠の周期
睡眠の深さは周期的な変動をします。
睡眠開始から90分の倍数の時間で起きると目覚めが良い、という話はどこかで聞いたことのある人も多いかと思います。
これは、下図のように90分毎に眠りの浅いレム睡眠が訪れるからですね。(下図では上にいくほど眠りが浅く、下にいくほど眠りが深いことを示しています)
次に、成長ホルモンが盛んに分泌される段階4の深い睡眠(図中Stage 4)の時期をチェックしてみると・・・・
睡眠後3時間以内にしか現れていません(・∀・)!!
これが真のゴールデンタイムは睡眠から3時間以内という根拠です。
ただ、こちらの睡眠の深さの周期の図はあくまで一例であり、こちらに関しても個人差があるので誰にでも&毎日このゴールデンタイムが当てはまるというわけではありませんのでご了承ください!
ところで根本的な話として、なぜ成長ホルモンが出る時間帯が毛髪のゴールデンタイムなのでしょうか?
成長ホルモンとIGF-1
成長ホルモン(GH: growth hormone)はその名の通り成長に関する作用を制御する役割をもちます。
そしてその制御はIGF-1(insulin-like growth factor-1)という増殖因子を介して行われます。
IGF-1はインスリン様成長因子-1やソマトメジンCとも呼ばれます。
(正直ソマトメジンCと呼ばれているところは聞いたことがありませんが・・・)
IGF-1は成長ホルモンが肝臓などに働きかけることで分泌されるインスリンにアミノ酸配列が似ているポリペプチドです。
このIGF-1には標的部位の細胞分裂を盛んにする作用があり、骨や筋肉の成長に関わっています。
また、毛母細胞もその標的であるため髪の成長にも関わってきます。
そのため、IGF-1は育毛においても重要な分子と考えられており、AGA専門クリニックでの成長因子を直接頭皮に注入する治療法(毛髪再生・育毛メソセラピー)ではよく使われています。
ただ、AGAクリニックで行えるIGF-1を注入する治療の難点はなんといっても高いことです。
確かに頭皮に直接成長因子を注入するので高い効果が期待できると同時に価格も高くなってしまいます。
AGAクリニックの中でも安価にメソセラピーをうけることのできる銀座総合美容クリニックでも、一度の治療で19440円(税込)もかかってしまいます。
銀クリに関しては、最初の二ヶ月は二週間に一度、その後は月に一度の施術となるのですが、この出費は半端ないですよね^^;
ですので、もうちょっと安価にIGF-1などの成長因子を取り入れられる方法があったらな〜
と思うわけですが、その希望を満たしてくれる育毛剤がDeeper3Dです。
IGF-1を補える育毛剤(Deeper3D)
Deeper3Dには8種の成長因子が含まれているのですが、その中にIGF(合成遺伝子組換人ポリペプチド-31)も含まれています。
その一方でこちらのDeeper3Dの価格は最高でも一本14100円(税込)です。
また、6本まとめ買いすると一本10395円(税込)です。
さらにDeeper3Dは一本で一ヶ月しかもたないと思っている方が多いのですが、実際は約1.5ヶ月分です(公式サイトより)。
ですので、一ヶ月当たりにすると最安で6930円(税込)となっちゃいます(`・ω・´)ゞ
そう考えるとAGAクリニックとは価格的に雲泥の差がありますね!
もちろん効果としては専門のクリニックの治療には勝てないかもしれませんが、この価格で同様の成長因子を使用した治療ができるのであればコスパとしては非常に良いと思います(*´∀`*)
浮いたお金をまた別の治療薬にも回せますしね^^
Deeper3Dが気になる方は実際に僕がDeeper3Dを購入した時の話をしているコチラの記事(リデンシル配合育毛剤「Deeper3D」を6本まとめ買いしてみた!)も参考にしてみて下さい(`・ω・´)b
まとめ
結局、髪にとってのゴールデンタイムは誰でも22~2時と画一的に決まっているのではなく、睡眠開始後3時間以内ということになります!
(髪にとってというかその他成長ホルモンが関わるもの全般にとってのゴールデンタイムでもありますが笑)
ですので、夜仕事が遅くて22~2時の間に十分に寝られない、という方もご安心ください!
逆に睡眠開始から3時間以内で起きてしまうような睡眠の浅い方は睡眠の質を改善した方が良いと思われます。
あと一日の睡眠時間が3時間もないという方も(いるかわかりませんが)もうちょい寝た方がいいと思います^^;
髪の毛だけでなくその他もろもろの健康に関わりますので。。
ただ、急に睡眠の質を向上させろと言われても正直一体何をすればいいのかわからないと思います(´・ω・`)
僕はまだ年齢が若いので一度寝たらぐっすりですが、歳をとるにつれてどうしても睡眠が浅くなるといいますしね・・・夜中に起きちゃったりとなかなか難しい場合もあると思います。
あまり睡眠の質の上げ方には詳しくないので個人的なことを言うと、
僕の場合は早く寝たいときは砂糖を入れたホットミルクを飲んでからベッドに入るようにしています。
寝付きが悪い方は一度お試しあれ!(万人に効くかは保証できませんが^^;)
まあひとつ言えることは、あまり生活リズムが狂うような生活をしていると上で一例として示したような睡眠の周期が崩れ、その結果として睡眠開始後3時間以内に現れる深い睡眠の割合が減ってしまう可能性もあるかもということです。(ちょっと体内時計に関しては専門知識が乏しいのと、まだまだ未解明なことの多い分野ということで確かなことは言えませんが・・・)
なので、なるべく毎日決まった時間に寝ることをおすすめします。
そしてなるべく毎日決まった時間に起きて太陽の光を浴びることで安定した睡眠の質を確保できるのではと思います!
・・・・と言っている僕は超不規則な生活をしちゃっているので今日から改めたいと思いますΣ(・∀・;)笑
みなさんもなるべく一定の生活リズムをキープできるようチャレンジしてみてください(`・ω・´)ゞ